お子様がいらっしゃるお父さん、お母さん…子供の歯並び気になりませんか?

将来キレイに歯が並んで生えてくるのかな?出っ歯や受け口のようになってきたような…あごが小さくて歯が生えてくるスペースがないかも…?子供の歯ついて様々なお悩みがあるかと思います。多くの子供が歯並びや顎の発達の問題を抱えています。最近の研究では、口呼吸、舌の突出し、間違った飲込み癖、指しゃぶりなどの口腔習癖が原因の1つであることがわかっています。実は、子供のうちに将来歯がキレイに生えそろうための準備ができるのです。そのため、当院では一般歯科の治療だけではなく、歯列矯正も行っています。子供の歯列矯正ではインビザラインはもちろん、小児矯正によく使われる矯正①マイオブレス ②床矯正 がございますので、本日はこの2つの歯列矯正についてお話したいと思います。

歯列矯正の時期

歯列矯正の時期としては2期に分けられております。

  • 1期治療:乳歯から永久歯に生え変わる時期(おおよそ6歳〜11歳)
  • 2期治療:永久歯が生え揃ってから(おおよそ13歳〜成人)
小児歯列矯正の種類
  • 床矯正装置
  • マイスピース型装置
  • 急速拡大装置  など
成人歯列矯正の種類
  • ワイヤー矯正
  • マウスピース型矯正
治療可能な小児歯列矯正 ①マイオブレス

マイオブレスとは…早期矯正予防治療で、悪い歯並びの根本的原因に働きかけることを目的とします。ほとんどの場合、抜歯やブランケット矯正を行わずに自然な成長と発達を実現します。

  • 治療法
  1. 口内に装着する取り外し可能な一連の器具を日中1日1時間と夜間就寝中に装着します。
  2. 毎日の筋機能療法(トレーニング)を行います。
  3. 月1回定期受診し、トレーニングを指導させていただきます。
  • 効果
  1. 間違った口腔習癖の改善
  2. 顎の発達や位置の改善
  3. 歯並び改善
上の図)ディープバイト(深い噛み合せ)がある患者で、約1年半かけて下顎が広がり、ディープバイトの改善がみられています。
下の図)上顎が狭いことにより、右上の歯のスペースが足りず八重歯のような状態でしたが、治療開始1年後、歯並びに加え、前歯の噛み合わせが改善がみられています。
当院で治療可能な小児歯列矯正 ②床矯正

床矯正とは…子供の骨と筋肉の成長を促し、少しずつ歯列の幅を広げていく装置です。歯を支える骨の成長が止まる前に、歯並びを正しい方向に誘導することにより自然な歯列にすることが出来ます。また、早い段階で床矯正することで、将来的に抜歯といった治療ステップを回避することができる場合があります。

  • 治療法
  1. 装置を上の歯に装着する(取り外し可)。ネジ式は、段階的にネジを絞めていき、それにより徐々に歯列の幅を広げ、歯を並べるスペースを確保します。装着時間は夜間就寝中と日中できる限り装着します。
  2. 月1回の定期受診が必要です。
  • 効果
  1. 生えてくる永久歯を正しい位置に誘導。
  2. 骨と筋肉を促し、歯列を徐々に広げることで歯が並ぶスペースを作る。
上・下の図)上の前歯(左右1〜2番目)のスペースは狭く、上顎床矯正を行うことによって、前歯が生えるスペースを確保でき、下顎もそれに伴い成長しています。

小児矯正にご興味がある方や歯並びについてご相談されたい方はお気軽にご連絡くださいませ。